平成31年度東京都予算要望ヒアリングについて
会員の皆さまへ
猛暑が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか?
会員の皆さまには、日頃より、看護連盟活動にご理解ご支援いただき心より感謝申し上げます。
先日(8月2日)、東京都看護協会、東京都訪問看護ステーション協会と共に都議会公明党への平成31年度東京都予算要望ヒアリングに参加してきました。平成30年度の予算要望内容と都からの返答は、平成30年度東京都看護t連盟総会要綱の資料として載せましたのでご承知の通りです。平成31年度の要望内容は下記の通りですのでご参照ください。
平成31年度東京都予算等に対する要望
1 地域包括ケアシステムを基盤とした看護供給体制の推進について
(1)地域の医療・看護・福祉に加え教育も含めたネットワーク強化を推進された
い
(2)訪問看護師確保対策の一層の充実を図られたい
(3)高齢者ケア施設で働く看護職の研修支援を図られたい
(4)地域保健活動の活性化を図られたい
(5)小児の包括ケア(トータルケア)に関する看護職の人材育成を支援されたい
2 医療分野を支える看護職のライフステージに応じた施策の実現について
(1)看護職の確保・定着のための施策の推進を図られたい
(2)医療勤務環境改善支援センターの機能強化・活用推進を図られたい。
3 次世代育成に関する事項について
(1)児童虐待の防止に関する関係機関との連携について
(2)地域と連携した母子保健及び要保護児童対策を充実されたい
(3)2020年オリンピック・パラリンピックに向けて人材育成を支援されたい
4 災害対策について(新規)
(1)災害発生時の近隣他県自治体と連携のための仕組みづくりに対する支援
(2)災害支援ナース制度確立のための支援
(3)発災時の周産期医療について
5 看護職の養成に関する事項について
(1)看護職の業務は複雑化・高度化しており、災害看護・国際看護・医療安全等
カリキュラムは増大している。安全・安心な看護の提供に向け、「看護基礎教
育の4年化」を国に要望されるとともに、特に、都立の看護専門学校でも先駆
的に実施されたい。
(2)国は看護師確保の観点から准看護師養成について重要と判断しているが、医
療の高度化、安全な医療の確保の点から准看護師養成を停止し、看護師への移
行について力を入れるよう、東京都として取り組むと同時に国へ働きかけられ
たい。
(3)首都圏の看護系大学の増大により、実習病院が不足してきている。
(4)看護職の副院長設置病院では、看護確保対策、コメディカルとの連携や病院
の経営改善で効果があると言われており、都内の病院等でも看護職の副院長が
増えるような対策を講じられるよう要望する。
(5)看護職の養成施設の学生が実習の際に、ワクチン等接種を求められることが
多くなっていることから、都立のみならず民間の看護学生についての抗体検査
までの補助を図られたい。