近況報告
東京都看護連盟会員の皆さまへ
会員の皆さまには平素よりご協力、ご支援を賜りありがとうございます。
暮れも押し迫り、何かとお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
私も天皇陛下の即位式への協力や1都9県の関東甲信越ブロックの看護管理者等政策セミナーの主催など行事があり、3か月余りご無沙汰をしてしまいました。申し訳ありません。
そんな中で看護を取り巻く環境も変化をしております。皆様も9月26日の新聞報道でご存知の方も多いと思われますが、1,652ある公立・公的病院の424施設について「再編統合について特に議論が必要」とし、病院名が公表されました。厚労省の医療計画の見直し等に関する検討会の中に設置された「第24回地域医療構想に係るワーキンググループ」で2017年の実績を基に非効率な医療をしていると判断した病院のデータを公開したものです。今後、病床数や診療機能の縮小なども含め再編を地域で検討し、2020年9月までに対応策が求められるようです。
また、日本看護協会は看護基礎教育の4年化をもとめていましたが、看護基礎教育検討会は9月30日、報告書案を概ね了承しました。これは、保健師助産師看護師教育の内容と方法、教育体制・教育環境の見直しを提言するもので、教育の単位数を看護師は97単位から102単位とし、それぞれの教育内容を充実させるとしています。改正カリキュラムの適用は2022年としています。
2015年10月に創設された特定行為研修制度で、2025年に研修修了者を10万人台とすることを目標にしていましたが、今年8月現在で134機関で定員1521人で3月の時点で終了者は1685人となっていました。医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会は10月9日 領域別パッケージ研修に救急領域を追加することを了承し、在宅・慢性期領域、外科術後病棟管理領域、術中麻酔管理領域の4領域でパッケージ化して研修することを可能としました。教育機関として、特定機能病院が当たるようです。
診療報酬の改訂も気になるところです。情報が入り次第お知らせしたいと思います。看護の代表議員の方々も様々な役割の中で看護職のために努力してくださっております。私たちも自分たちの力で変化を起こせるように頑張りましょう!
寒暖差の激しい日々が続いていますのでご自愛ください。そして、よいお年をお迎えください。来年もご協力、ご支援よろしくお願い致します。